私は、今脱サラをして本当に良かったと思っています。
毎週Xで、水曜日になれば「週の半分」金曜日の昼になれば「あと半日」と言うワードがトレンドになっています。
これほど「会社を辞めたい」と思っている人がいるんですよね。
でも、会社を辞めたい気持ちはあるけど、「安定している会社員を辞めるのは不安」と言う気持ちも良くわかります。
そのため、「会社を辞めたい」と思っている人に向けて、脱サラした私の経験が少しでもお役に立てればと思い、記事を書いてみました。
もちろん、いきなり会社を辞めなくても私のようにブログなど、何か副業を始めることはオススメです。
私が会社を辞めたいと思った理由5選
私は、10年以上賃貸不動産管理会社の営業職をしていました。
不動産業界では珍しく女性の多い会社で、私は部署のNo2の管理職でした。
しかし、管理職とは言っても中小企業の管理職なので、大手会社に比べたら大したことはありません。
内勤と外勤が半分ずつの働き方は自分に合っていましたし、楽しく営業成績を上げている時期もありました。
私を頼っていつも指名で申し込みを入れてくれる、仲の良い取引先の業者さんもいたんです。
しかし、いつしか仕事がつまらなくなり、やる気がなくなり、給料がもらえる以外メリットを感じなくなっていきました。
もちろん、仲の良い取引先の業者さんには、辞める時申し訳ない気持ちもありましたが・・・
なぜ、私が会社を辞めたかったのか?理由を5つまとめてみました。
- 勤務体制
- 発声障害
- ストレス
- 上司と合わない
- 新卒がヤバイ
今考えれば色々ありましたが、こういうことがあって辞める決意ができたので、今は良かったと思っています。
それでは、見て行きましょう。
①勤務体制
不動産業界は、他の業界より休みが少ないと言われていて、月7日休みのシフト制でした。
そのため、1週間に1回しか休みがない日もあり、家事をして休みが終わってしまうと言うことが良くあること。
有休も国で定められた最低日数の、年5日しか使えませんでした。
また、基本的には個人成績で基本給に歩合がつくため、休みの日に会社や取引先から電話がかかってくることも。
安心して仕事を任せられる部下もいなかったため、連休の旅行中に連絡が来ることもありました。
売上を上げれば上げるほど残業は多くなり、休みの日もゆっくり休む事ができませんでした。
私は、とにかくもっと「時間がほしい」「休みがほしい」と思っていました。
②発声障害
プロフィールのところでも触れましたが、私は一番忙しかった繁忙期に働き過ぎてしまい、機能性発声障害を患いました。
機能性発声障害とは、声帯には異常がないのにストレスなどが原因で、声が詰まったりかすれたりする病気です。
色んな病院や音声外来にも通いましたが完治せず、声が出しにくい状態で7年近く仕事をしていました。
特に営業職なので、営業先や契約手続き、電話対応、声が出ないと仕事になりません。
それでも全く出ないわけではないので、「声大丈夫ですか?」と毎回言われながら、仕事をしていました。
特に重要事項説明書は、宅建士しか読むことができないのですが、部署で宅建士は私と上司の2人だけ。
私は「不動産業界で働くなら宅建は持っていて当たり前」と言う意識だったので、1年目にしっかり勉強して1発で宅建に合格しました。
しかし、他の社員は「宅建は受けないといけないんですか?」と質問するくらい意識の低い人も多かったのです。
そのため、声が出ずらいのに宅建をもっていない部下の重説まで読むのは、かなり負担でした。
③ストレス
私が働いていた会社は、不動産業界ではめずらしく女性社員の多い会社でした。
そのため、新卒で入社して続かずに辞めていく人が多く、人の入れ替わりは本当に多い会社だったのです。
物件は増えていくのに人が足りないし、社内にいても電話を取りながら事務作業。
契約対応も自分で行い、営業周りもするので仕事はやることが多く、家に帰れば疲れ果てていました。
心に余裕がなくストレスも溜まり、家に帰って来てもイライラが止まりませんでした。
そんな自分がどんどん嫌になっていきました。
④上司と合わない
私は、人間関係でも悩みを抱えていて、特に上司とは合いませんでした。
「ドラえもん」に出てくるジャイアンみたいな上司で、自分のやり方に部下を全部従わせるワンマンな人でした。
私は女性だけの部署のNo2、いわゆる管理職で副部長のような役職だったのです。
私は「部下には自分の力で申込を取って、売り上げを上げていく楽しさを知ってほしい」と考えていました。
しかし、上司は社長からの圧力もあったのかもしれませんが、「売り上げはすぐに与えて、経験させていく」と言う考えでした。
いつしか上司とは分かり合えないと思い、本音で話すことはなくなり必要最低限しか会話しませんでした。
私は、ここで働いていたのでは、「自分の能力は活かせない」とも感じていたのです。
能力なんて大それたものはないですが、ここにいてはダメだと思っていました。
⑤新卒がヤバイ
私が辞める年に入った新卒が、本当にヤバかったんです。
入社当時から、お茶出しひとつ言ってもなかなかやらず、「何しに会社に来てるんだろう?」と言う感じでした。
そんな入社直後から緊張感のない新卒に、上司は苦労もさせずに売上を与えていたんです。
そしたら、入社して1年もたっていないのに、営業の外出先でサボるようになっていました。
上司は全く気付いていませんでしたが、「新卒が営業に持って行く資料の部数が少なくない?」と私が気づいたのです。
楽して売上を貰えて、歩合ももらえるわけですから、まぁ当然ですよね。
私からすると世代が違うからなのか?、入社してすぐ手を抜いたり、サボったりするなんて考えられませんでした。
さすがに真面目にやっているこっちが馬鹿らしくなりましたね。
私は、性格上この新卒のようにズル賢い人は苦手です。
この上司のやり方では「私はやっていけないなぁ」と辞める決心もつきました。
会社を辞めてすぐの気持ちは?
私は、会社を辞めてすぐは「悔しい」気持ちでいっぱいでした。
なぜなら管理職で、営業成績も3年連続1位、表彰も10年以上されてきました。
私的には10年以上勤め、会社には貢献してきたつもりでいたのです。
それなのに、退職理由も聞かれず、引継ぎも頼まれず、最後はいらない者扱いされているようでした。
今思えば、私の代わりはいくらでもいるし、「私の居場所はそこじゃなかったんだ」と逆に良かったと思っています。
そして、悔しい気持ちがあったから会社を辞めた後、真剣にブログに取り組み月収100万円を達成できたのかもしれません。
ある意味色んなことが重なって会社を辞めた決断も、辞めた時の悔しい気持ちも今ではブログの原動力になって良かったと思っています。
そして、今はストレスがなくなり、気持ちが穏やかになったことが一番会社を辞めて良かったことかもしれません。
もし私のように「なんか違う」「会社を辞めたい」と思っている人がいるなら、1日も早く若いうちに一歩踏み出してほしいと思います。
また、頑張っているのに会社で悔しい思いをしている人がいるなら、報われてほしいと心から思っています。